移動式クレーンの費用相場|レンタル・オペ付き料金を解説
移動式クレーンを使った作業を頼みたいが、費用がどれくらいかかるか分からない。レンタルとオペレーター付きで料金がどう違うのか知りたい。そう考える方は多くいます。まずは費用の相場と内訳を理解してから依頼することが、無駄なコストを避ける第一歩です。
この記事では、移動式クレーンを使った作業を発注したい方に向けて、以下を解説します。
規模別のレンタル料金・オペレーター付き費用の相場
作業内容別の費用目安と見積もりの内訳
費用を抑えて依頼するためのポイント
費用の全体像をつかんでおけば、業者との交渉もスムーズになり、複数見積もりの比較も的確に行えます。最後まで読んで、依頼の判断材料にしてください。
移動式クレーンの費用は「何を依頼するか」で決まる
移動式クレーンの費用は、依頼内容によって大きく変わります。クレーン本体だけを借りる「レンタル」なのか、運転士を含めて任せる「オペレーター付き」なのか、あるいは搬入・据付までを含む「作業一式」なのかで、料金体系がまったく異なるためです。
まず押さえておきたいのが、費用を左右する主な要素です。以下の項目が組み合わさって、最終的な金額が決まります。
クレーンの規模(つり上げ荷重):4.9t未満の小型か、25t・50tクラスの大型かで単価が変わります。
依頼形態(レンタル/オペ付き/作業一式):人件費や作業範囲の有無で総額が大きく異なります。
作業日数・時間:半日・1日単位の料金設定が一般的です。
現場条件:搬入経路の難易度や作業スペース、交通規制の有無で変動します。
以下より、依頼形態ごとの費用相場を具体的に解説します。
移動式クレーンのレンタル費用相場(規模別)
移動式クレーンを本体のみでレンタルする場合、費用はつり上げ荷重の規模で大きく変わります。一般的なラフタークレーン(ラフテレーンクレーン)の1日あたりの料金目安は次のとおりです。

クレーンの規模(つり上げ荷重) | レンタル料金の目安(1日) |
4.9t未満(小型) | 2万〜4万円程度 |
16t〜25tクラス | 4万〜8万円程度 |
50tクラス | 8万〜15万円程度 |
50t超(大型) | 15万円以上 |
上記はあくまで本体レンタルのみの目安です。回送費(現場までの往復運搬費)や燃料費、保険料は別途必要になるケースが多く、実際の総額は現場の距離や条件で変動します。なお、移動式クレーンの運転には資格が必要なため、有資格者が社内にいない場合は次に解説するオペレーター付きでの依頼が現実的です。
オペレーター付き(運転士込み)で依頼する場合の費用
オペレーター付きとは、クレーン本体に有資格の運転士が付いた状態で依頼する形態です。自社に資格者がいなくても発注でき、実際の現場ではこの形が主流となっています。料金の目安は次のとおりです。
依頼形態 | 費用の目安(1日/オペレーター1名込み) |
小型クレーン(4.9t未満)+オペレーター | 4万〜7万円程度 |
25tクラス+オペレーター | 8万〜15万円程度 |
50tクラス+オペレーター | 15万〜25万円程度 |
半日利用(4時間程度) | 1日料金の6〜7割が目安 |
オペレーター付きの料金には、運転士の人件費が含まれます。玉掛け作業(荷を吊る際のワイヤー掛け)を別のスタッフに依頼する場合は、その分の人件費が加算される点に注意しましょう。作業内容が明確なら、あらかじめ玉掛け要員を含めた見積もりを取っておくと安心です。
作業内容別に見る移動式クレーンの費用目安
実際の現場では、クレーン単体ではなく「搬入・据付までを一式で任せたい」というケースが多くあります。作業内容別の費用は、扱う重量物の大きさや現場条件で幅がありますが、代表的な目安は次のとおりです。以下より詳しく解説します。

作業内容別の料金一覧
移動式クレーンを使った主な作業と、その費用目安を一覧にまとめました。
作業内容 | 費用の目安 |
小型機械・資材の吊り上げ(半日〜1日) | 3万〜10万円程度 |
工作機械・産業機械の搬入・据付 | 10万〜50万円程度 |
発電機・変圧器など大型機器の搬入 | 15万〜80万円程度 |
ビル屋上への設備揚重・設置 | 20万〜100万円程度 |
これらは目安であり、機器の重量、搬入経路の難易度、必要な作業人数によって変動します。特に都市部では交通規制や道路使用許可が必要な現場も多く、地方に比べて費用が割高になる傾向があります。正確な金額は現地調査を経た見積もりで確定するため、複数の業者から見積もりを取って比較するのが確実です。
見積もりに含まれる主な費用項目
移動式クレーンの作業を依頼する際、見積書には複数の費用項目が並びます。内訳を理解しておけば、金額の妥当性を判断しやすくなります。主な項目は次のとおりです。
クレーン使用料:機体の規模と使用時間に応じた基本料金です。
オペレーター人件費:運転士の作業日当が含まれます。
回送費(運搬費):現場までクレーンを往復させる運搬費用です。
玉掛け・合図者などの作業員費:吊り作業を安全に行うための人員費です。
諸経費・保険料:現場管理費や賠償責任保険などが含まれます。
「クレーン一式 ○○円」といった曖昧な見積書は、追加費用が発生しやすいため注意が必要です。項目ごとに金額が明記された見積書を提示してもらいましょう。
移動式クレーンの費用を左右する主な要因
同じ作業でも、現場の条件によって費用は大きく変わります。想定外の追加費用を避けるためにも、料金を左右する要因を事前に把握しておくことが重要です。以下より詳しく解説します。
クレーンの規模と作業時間
費用を最も大きく左右するのが、クレーンの規模と作業時間です。つり上げ荷重が大きいクレーンほど単価は高くなり、50tクラスと4.9t未満では料金に数倍の差が生じます。作業時間も同様で、半日で終わる作業と終日かかる作業では総額が大きく異なります。
依頼前に「吊る対象物の重量」「必要な作業範囲」を明確に伝えることで、過不足のない機体が選定され、無駄なコストを抑えられます。重量や作業内容が曖昧なまま依頼すると、当日になって機体の変更や追加手配が必要になり、費用がかさむ原因になります。
現場条件と搬入経路の難易度
現場の立地や搬入経路の状況も、費用に直結する重要な要素です。クレーン車が現場近くまで直接進入できるかどうかで、必要な機材や作業手順が変わります。次のような条件では、費用が上がりやすい傾向があります。
道路が狭く大型クレーンが進入できない:より小型の機体を複数手配したり、特殊な工法が必要になります。
交通規制や道路使用許可が必要:申請費用や警備員の配置費が加算されます。
作業スペースが限られている:安全確保のための追加人員や養生が必要になります。
これらは事前の現地調査で洗い出せます。丁寧に現場を確認する業者ほど、当日の追加費用が発生しにくく、結果的にコストを抑えられます。
作業に必要な資格と有資格者の配置
移動式クレーンの作業には、法令に基づく資格が必須です。無資格での運転や玉掛け作業は労働安全衛生法違反にあたり、重大事故につながります。つり上げ荷重に応じて必要な資格は次のように分かれます。
つり上げ荷重 | 必要な資格 |
5t以上 | 移動式クレーン運転士免許 |
1t以上5t未満 | 小型移動式クレーン運転技能講習の修了 |
1t未満 | 移動式クレーン運転特別教育の修了 |
これらの資格を自社で取得する場合、免許で20万〜30万円程度、技能講習で4万〜5万円程度の費用がかかります。ただし単発の作業であれば、有資格のオペレーターを揃えた業者に依頼するほうが、資格取得や機体保有のコストを抑えられます。クレーン作業の安全基準については、一般社団法人日本クレーン協会が情報を公開しています。
移動式クレーンの費用を抑えるためのポイント
移動式クレーンの費用は、依頼の仕方を工夫することで抑えられます。安全性を犠牲にせず、適正価格で依頼するための具体的なコツを解説します。以下より詳しく見ていきましょう。
複数の業者から見積もりを取って比較する
費用を抑える最も確実な方法は、複数の業者から見積もりを取って比較することです。1社だけの見積もりでは、提示された金額が高いのか安いのか判断できません。3社以上に相見積もりを依頼すれば、相場観がつかめ、不当に高い金額を避けられます。
比較の際は、総額だけでなく費用項目の内訳を見比べることが重要です。極端に安い見積もりは、必要な作業員や保険が含まれていない場合があり、後から追加請求されるリスクがあります。金額の安さより、内訳の透明性と現地調査の丁寧さで判断しましょう。
作業をまとめて発注し回送費を抑える
複数の作業をまとめて発注すると、費用を大きく節約できます。クレーンの回送費(運搬費)は1回の依頼ごとに発生するため、搬入と据付、あるいは複数箇所の作業を同じ日に一括で依頼すれば、回送費や段取り費を1回分に抑えられます。
また、搬入経路や作業スペースを事前に片付けておくと、当日の作業がスムーズに進み、時間超過による追加人件費を防げます。作業内容を早めに固め、業者と段取りを共有しておくことが、コスト削減につながります。
現地調査を丁寧に行う業者を選ぶ
現地調査を丁寧に行う業者を選ぶことは、結果的に費用を抑えることにつながります。現場を正確に把握せずに見積もりを出す業者に依頼すると、当日になって「機体が入らない」「追加人員が必要」といった事態が発生し、想定外の費用が加算されます。
信頼できる業者は、事前に現地へ足を運び、搬入経路や床の耐荷重、作業スペースを細かく確認したうえで見積もりを提示します。現地調査の精度が高いほど、当日の追加費用は発生しにくく、総額も予定内に収まります。見積もりの安さだけでなく、事前調査への姿勢を重視して選びましょう。
移動式クレーンでの作業を依頼するなら株式会社向後組重量工事へ
移動式クレーンを使った搬入・据付作業を依頼するなら、江戸川区に本社を構える関東一円対応の重量鳶・重量工事なら株式会社向後組重量工事にご相談ください。工作機械・産業機械の搬入から据付、発電機・変圧器の揚重、プラント設備の組立・解体まで、重量物を扱うあらゆる現場に一貫対応しています。
向後組重量工事の強みは、年間700件以上(うち夜間作業200件以上)の豊富な施工実績と、有資格者を揃えた確かな安全管理体制です。玉掛技能講習修了者19名、小型移動式クレーン運転技能者7名、フォークリフト技能者9名が在籍し、資格者を自社で手配する手間なく、クレーン作業を安全に任せられます。主な特徴は次のとおりです。
年間700件以上の施工実績:機械の搬入・据付から揚重まで、多様な現場に対応します。
24時間365日対応:生産ラインを止められない夜間・休日の作業にも柔軟に対応します。
建設業許可・各種登録済み:とび・土工工事業(知事 般-7 第151606号)を取得し、建設キャリアアップシステムやグリーンサイトにも登録しています。
移動式クレーンの費用は現場条件で変わるため、正確な金額は現地調査を経た見積もりで確定します。複数の見積もりを比較検討するなかで、まずは現地調査から丁寧に対応する依頼先として、お気軽にご相談ください。
移動式クレーンの費用に関するよくある質問
移動式クレーンの費用について、よく寄せられる疑問をまとめました。依頼前に確認しておくと、見積もりの比較や予算の把握がスムーズになります。以下より詳しく解説します。
移動式クレーンのレンタルとオペレーター付きはどちらが安いですか?
本体レンタルのみの単価は安く見えますが、自社に有資格の運転士がいなければ実際には依頼できません。オペレーター付きは人件費が加わるぶん単価は上がるものの、資格者の手配やクレーンの保有・維持コストが不要です。単発や短期の作業なら、オペレーター付きで依頼するほうが総合的に割安になるケースが多く見られます。
見積もりに回送費は含まれますか?
回送費(現場までクレーンを往復させる運搬費)は、見積もりに含まれる場合と別途請求される場合があります。現場が業者の拠点から遠いほど回送費は高くなるため、見積もりを取る際は「回送費込みか」を必ず確認しましょう。近隣に拠点を持つ業者を選べば、回送費を抑えられます。
半日だけの作業でも依頼できますか?
半日単位での依頼は可能です。多くの業者が半日料金を設定しており、目安は1日料金の6〜7割程度です。ただし短時間でも回送費や最低料金が発生するため、作業量が少ない場合は1日でまとめて複数の作業を依頼するほうが割安になることもあります。作業内容を業者に伝え、最適な依頼方法を相談しましょう。
依頼する業者が建設業許可を持っているか確認できますか?
建設業許可の取得状況は、国土交通省が運営する建設業者・宅建業者等企業情報検索システムでオンラインで確認できます。重量物の搬入・据付は「とび・土工・コンクリート工事業」に分類され、請負代金500万円以上の工事には建設業許可が必要です。依頼前に許可番号や業種区分を確認しておくと安心です。
まとめ:移動式クレーンの費用は依頼形態と現場条件で決まる
今回は、移動式クレーンを使った作業を発注したい方に向けて、レンタル・オペレーター付きの費用相場、作業内容別の料金目安と見積もりの内訳、費用を抑えるポイントを解説しました。
移動式クレーンの費用は、クレーンの規模・依頼形態・現場条件の組み合わせで決まります。本体レンタルは単価が安く見えても資格者の手配が必要で、単発作業ならオペレーター付きや作業一式での依頼が現実的です。見積もりは項目ごとの内訳を確認し、複数の業者を比較することが、適正価格で依頼する近道です。
正確な費用は現地調査を経た見積もりで確定します。東京・関東一円で移動式クレーンを使った搬入・据付・揚重を任せられる業者をお探しなら、年間700件以上の実績を持つ株式会社向後組重量工事へお気軽にご相談ください。24時間365日、現地調査から作業完了まで一貫して対応します。
お問い合わせ
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